「僕等がいた」

僕等がいた」後編を観てきました。


前後編合わせてネタバレありの感想。























良くも悪くも少女マンガ王道のラブストーリーな映画でした。とりあえず最後はみんなハッピーエンドで良かったです。これはテレビや雑誌でも言われていたことかと思うんですけど、前編は矢野と七海の出会いから始まって高校生の可愛く微笑ましく、でも矢野の過去は重いね…などちらかというと七海メインな胸キュン的なお話なのです。で、後編はというと結構ヘビーな展開もありつつの矢野の話が多かったですね。
後編を見たばかりなのでそちらの印象のほうがどうしても強いんだけど、この矢野くんが前後編通してまぁ壮絶な人生でねえ…(苦笑)というか女運が悪すぎるよね…(苦笑)高校時代に彼女を亡くし、北海道から東京に出てきて母を亡くし、亡くなった彼女の妹にはしつこく付きまとわれて過去を掘り起こされ…。特に山本さん(もとかりちゃん)のウザったさといったら!おねえちゃんである矢野の元カノのワンピースを着て矢野の前にあらわれたところはぞっとしたわ!何年も経ってるのにもうほっといてあげなよーと言いたくなるものでした。まぁ山本さんの気持ちもわからんこともないんだが。矢野と山本さんはお互いに支え合って憎しみ合って過去を乗り越えていかなければならなかったんですよね。
矢野母役の麻生ゆみは、失礼かもしれませんがああいう役が合う。うまい。竹内くん(高岡くん)、前後編通してTHEいい人。後編から登場する比嘉ちゃん…ほっそい!脚キレイすぎる!矢野の転校先のクラスメイトなんですが、普通ならこういうポジションの子が主役2人を邪魔するライバルになりそうなところ、ライバルは山本さんだったので、とても良い役でした。(でも矢野のことは好きだろうなー。)
とーまさん、まだ高校生役ができる素晴らしさよ(笑)(高岡くんもか…笑)でも前編の、特に七海と出会うところの矢野なんかはほんとうの高校生じゃ到底言えないようなおっとなーなセリフを言っているので、とーまで適役だと思います!後編で矢野がどんどんと精神的に落ちていって…突然疲れたひどい表情で竹内くんの前にあらわれたところのとーまの表情が素晴らしかった。影を背負った暗い表情にはっとさせられました。あとこれまた後編の七海をデートに誘おうと待っているところの矢野ね!出て行ってらあんな風にさりげなくかっこよく待たれていたらドキッてしちゃうよねー♪良い撮り方!それで、東京をデートする矢野と七海のシーンは2人の別れを予感させられるようでなんだか切なくてグッときてしまいました。
もともと少女マンガ大好きだけど、わたしもまだまだラブストーリー観てキュンとなれるみたいです(笑)映画館で観るとやっぱりその世界に浸れるし、いいですね。